語り部に歴史学ぶ 津・一志地区で86人、史跡巡り 三重

【ガイドの中尾さん(右端)の説明を聞く参加者=津市一志町の班光寺で】

【津】三重県津市一志町を拠点に活動するボランティアガイド団体「一志町歴史語り部の会」は20日、町内の史跡を巡る歴史ウオークを開いた。県内各地の86人を会員ガイド10人が案内し、同町田尻の一志総合支所を拠点に秋晴れの下約6キロを歩いた。

地域の歴史を知ってもらおうと年1、2回開催し18回目。参加者は4班に分かれて会員の説明を聞きながら初瀬街道八太宿、八太城跡、尾張徳川家の葵の御紋がある青巌寺などを巡った。

会員の中尾瑛さん(71)は、同街道が奈良県桜井市と松阪市六軒をつなぐ街道で、江戸時代には伊勢参りの人でにぎわったとして「本居宣長や伊能忠敬の日記に八太宿を訪れた記録がある」と説明。班光寺では「秘仏大日如来像は扉を開くと目が見えなくなると言われ誰も見たことがない」などと紹介した。

四日市市から参加した南川則子さん(72)は「三重の歴史を知りたいとあちこち参加している。案内があると勉強になり楽しい」と話していた。