巨岩「おうむ石」を名勝指定 度会町で初 三重

【度会町文化財(名勝)に指定された巨岩「おうむ石」】

【度会郡】三重県の度会町は19日、同町南中村の山林中腹にある巨岩「おうむ石(せき)」を町文化財(名勝)に指定したと発表した。指定は10月23日付。町文化財は4つになった。名勝指定は初めて。

おうむ石は高さ約18メートル、幅40メートルの巨岩。原因は不明だが、近くの音を反響させるのが特徴という。周囲のきれいな景色に加え、物珍しさもあり、江戸時代中期から多くの書家や俳人らが訪れ、詩や紀行文を残した。

地元民に親しまれる巨岩だが、知る人ぞ知る存在だったため、地元の南中村区が昨年、町に文化財指定を申請。町の文化財はこれまで2つの城跡(史跡)と民謡だけで、初めて名勝が加わった。

町教委の担当者は「文化財指定で町が誇る名勝の存在を周知し、多くの人に訪れてもらいたい」と話している。