デジタル技術、経営・養殖に 百五銀行140周年フォーラム 三重

【創立140周年を記念して開かれた「105デジタルフォーラム」=津市丸之内の百五銀行丸之内本部棟で】

【津】百五銀行は創立140周年を迎えた19日、津市丸之内の同行丸之内本部棟で節目を記念したイベント「105デジタルフォーラム」を開催した。地元の経営者や専門学校生が参加者約200人を前に、デジタル技術を活用した取り組み事例を発表した。

伊藤歳恭頭取は冒頭で「百五銀行は本日、創立140周年を迎えることができた。皆様のご支援、ご愛顧のたまもの」と感謝。「これから日本はデジタル社会へ急速に進んでいくと思われる。本日のフォーラムが少しでもお役に立てば幸いです」と述べた。

フォーラムでは、伊勢市のおはらい町でAI(人工知能)などを駆使して老舗飲食店「ゑびや」を手掛け、店舗経営サービスを提供する「EBILAB」の小田島春樹社長や、南伊勢町でデジタル技術を活用して養殖業を営む友榮水産の橋本純代表が講演した。

橋本代表は「養殖業の仕事のほとんどは餌やり。人手不足なので給餌時間を減らせないかと考えた」と説明。鳥羽商船学校(鳥羽市)とアイエスイー(伊勢市)に自動で給餌するシステムを開発してもらい、ボタン1つで餌やりをできるようにした。

その結果「外に営業に行けたり、他の場所のイベントに参加できるようになった」と述べた。「システムを活用して餌のやり方を工夫すれば無駄な餌を減らせるかもしれない。ボタン1つで餌やりができるので、求人の幅も広がる」と展望を語った。

この日は、鳥羽商船と鈴鹿高専(鈴鹿市)、近大高専(名張市)の学生がデジタル技術を活用した取り組み事例を発表。金融サービスとIT(情報技術)を融合させたフィンテック企業など3社も最先端のデジタル技術を活用したサービスを紹介した。