伊勢との関わり知って 志摩市歴史民俗資料館で企画展 神宮参拝者、伊雑宮も寄る 三重

【伊勢市から志摩市磯部町までの参拝道を紹介するパネル図=同市磯部町迫間で】

【志摩】三重県志摩市磯部町迫間の市歴史民俗資料館で、企画展「絵図と道中記でたどる志摩への旅」が開かれている。江戸時代中期の18世紀後半から明治中期までの間、伊勢市の伊勢神宮を訪れた参拝者が、内宮の別宮・伊雑宮(志摩市磯部町)まで足を伸ばした歴史を紹介している。

同館によると、江戸時代には現在の県道伊勢磯部線(伊勢道路)を通り、伊勢から志摩へ大勢の人が訪れた。全国各地に出向き、現地の住民に伊勢神宮への参拝を促した「御師(おんし)」と呼ばれる神職の働きが大きいという。

企画展では、伊勢道路沿いの名所旧跡の紹介図や旅装品、文化7(1810)年発刊のガイドブック「旅行用心集」など67点を展示。多方面から当時、志摩を訪れた旅人たちの様子を紹介している。

また、25日には皇學館大学(伊勢市)文学部史学科の岡野友彦教授が講演する。京都市の三条大橋を起点とし、伊勢神宮へ向かう道中の名所旧跡を紹介する「伊勢参宮名所図会」について解説する。

同館の﨑川由美子館長は「歴史を振り返り、伊勢神宮を訪れる多くの参拝者に志摩市まで足を運んでほしい。伊勢と志摩の関わりを知れば旅がもっと楽しくなる」と来館を呼び掛けている。来年1月30日まで。入館無料。