萬古焼再興に焦点 朝日町の歴史博物館 弄山生誕300年記念企画展 三重

【瑞牙の県指定有形文化財「色絵窓山水文御神酒器」に見入る来場者=朝日町柿の町歴史博物館で】

【三重郡】萬古焼の創始者、沼波弄山(ぬなみろうざん)の生誕300年を記念した企画展「再考!萬古焼」が、三重県朝日町柿の町歴史博物館で開かれている。25日まで。19日と23日は休館。

萬古焼は、江戸時代の元文年間(1736―1740年)に桑名の豪商だった弄山が、現在の朝日町小向に窯を開いたのが始まりとされる。弄山の死後、萬古焼は一時途絶えたが、天保3(1832)年に桑名の古物商、森有節が弟の千秋(せんしゅう)と共に、同町小向に窯を築いて再興させた。

企画展は幕末の萬古焼の再興に焦点を当て、作品や資料など58点を展示している。弄山の弟子で安東焼(津市)の制作に関わった瑞牙(ずいが)の県指定有形文化財「色絵窓山水文御神酒器(いろえまどさんすいもんおみきき)」や、有節が作陶の際に用いた木型などもある。

無料。午前9時―午後5時。24日午後2時からは愛知県陶磁資料館の元館長補佐井上喜久男さんによる「萬古焼研究最前線」と題した講演会もある。問い合わせは同館=電話059(377)6111=へ。