三重県議会 廣議員が委員長辞任へ 出前講座定数発言で

【出前講座の発言を陳謝する(右から)廣議員、山本議員、前野座長=三重県議会議事堂で】

廣耕太郎三重県議(新政みえ、1期、伊勢市選出)は14日の県議会全員協議会で、出前講座の発言を巡る問題への責任として、環境生活農林水産常任委員長と、大規模な災害等緊急事態への県議会の対応に関する検討会の副座長を辞任する考えを示した。

廣県議は近く常任委員長の辞任願を提出した上で、臨時の常任委を開いて辞任の承認を受ける見通し。

全員協議会後に開かれた同検討会では、藤根正典委員(新政みえ、2期、熊野市・南牟婁郡)が副座長を引き継ぐことで委員らの承認を得た。

全員協議会では、廣県議が出前講座で議員定数を巡って一方的な発言をしたことについて「生徒は有権者になる重要な時期。多様な意見を提示して生徒らに考えてもらうべきだった。自由な発想や思想を一方に誘導した可能性があり、反省している」と述べた。

また、廣県議は出前講座の発言で報道機関を「マスゴミ」と批判したことについて「(定数を巡って)私の意図があまり報道されず、感情的になってしまった」と釈明。「報道の自由だと思う。不適切な発言をしてしまったと反省している」と述べた。

廣県議と同じく出前講座で一方的な発言をした山本里香県議(共産党、1期、四日市市)も「生徒や学校に驚きや困惑を広げたことを、あらためておわび申し上げる。主権者教育にとってマイナスになるようなことはあってはならなかった」と述べた。

全員協議会は、鷹山(3人)、能動(3人)、公明党(2人)の3会派が要請して開催。出前講座を実施する広聴広報会議の前野和美座長は、問題を受けて出前講座の要領を見直したことや、廣、山本両県議と共に学校を訪れて謝罪したことなどを報告した。