三重県 外国人相談に24時間対応 児童相談所で電話通訳 全国初の導入

日本語の話せない外国人からの相談に対応するため、三重県は13日、県内全5カ所の児童相談所で24時間多言語に対応する電話通訳を全国で初めて導入した。時間帯に関係なく受け付け、相談内容を正確に把握することで体制を強化する。3月29日まで。

県内の児童相談所はこれまで、日本語の話せない外国人からの相談は同伴者や民間団体から派遣された通訳を介して聞き取っていた。同伴者の通訳では正確に相談内容を把握することが難しい上、通訳は事前連絡が必要で、派遣できる日時に制約があった。

電話通訳は通訳専門会社「ブリックス」(東京)に約3万円で委託。英語やスペイン語など6言語に24時間対応する。児童相談所への来訪時や職員による家庭訪問の際に、スピーカーフォンで電話通訳を利用しながら相談者との意思疎通を図る。

県によると、児童虐待相談対応件数は増加傾向にあり、外国籍の児童らに関する相談も増加している。昨年度の児童虐待相談対応は1670件。このうち116件が外国籍の児童らに関する相談で、平成25年度(52件)の2倍以上に増えた。

県児童相談センターは「現状で24時間対応可能なのは6言語だが、そのほかベトナム語やタイ語など7言語にも電話通訳で対応できる場合がある」と説明。「今まで以上に正確で迅速に子どもの相談に乗り、対応できるようになる」としている。