ネコギギの稚魚放流 絶滅危惧類の生息域保全 鈴鹿高生ら孵化飼育 三重

【川に放流するネコギギの稚魚=亀山市内で】

【鈴鹿】国の天然記念物で絶滅危惧類の淡水魚ネコギギの生息域外保全に取り組んでいる、三重県の鈴鹿高校自然科学部の生徒9人は10日夕、亀山市内の鈴鹿川水系に成魚6匹と稚魚50匹を放流した。

同科学部は、伊勢湾に注ぐ同市内の鈴鹿川水系に生息するネコギギ(ナマズ目ギギ科)の生息確認調査を平成19年度から始め、これまでに成魚を捕獲し、同校の水槽で稚魚を孵化させ増殖させている。

この日は、稚魚が川の水になじむよう、ネコギギを入れた水槽を川に約3時間入れる「川慣らし」をした後、丁寧に放流した。2年生の黒田悠介部長(16)は「毎日の餌やりや水の入れ替えなど大変でしたが、部員皆で飼育してきたネコギギを無事放流出来てよかった」と話した。