
【度会郡】三重県の南伊勢町宿浦と田曽浦で10日、「神祭・港まつり」があった。漁業の町らしくカツオやカジキマグロ、船のみこしを担いだ住民らが両区を練り歩き、豊漁や家内安全を祈願した。
八柱神社の秋の例大祭に合わせて実行委員会(川口自得実行委員長)が開き、62回目。神事が営まれた後、小中学生のタイみこし、はやし太鼓の先導で女性が担ぐカジキマグロみこしなど、4基が威勢のいい掛け声とともに区内に繰り出した。
宿浦の消防詰所前広場や田曽浦の漁村センター前では、船みこしと全長約5メートルのカツオみこしが勇壮に練り合った。
最後に、皇學館大学雅楽部の演奏に合わせて地元の中学生らが舞姫の舞を披露。婦人会と区民らが南勢音頭や南勢ソイヤ節などを躍り、祭りを盛り上げた。