ミキサー車に消防用水 志摩生コン組合が支援 志摩・鳥羽消防と協定 三重

【火災時の消火活動に関する支援協定を締結した志摩生コンクリート協同組合の稲葉代表理事ら(中央)=志摩市阿児町鵜方で】

【志摩】大規模火災時、所有するコンクリートミキサー車に消防用水を積載させ、消火活動に協力しようと、三重県の志摩生コンクリート協同組合は9日、志摩広域消防組合と鳥羽市消防本部に対し、それぞれ火災時の支援協定を結んだ。

志摩生コンクリート協同組合は志摩、鳥羽両市と旧南勢町の5事業者で構成。4―10トンのコンクリートミキサー車を計42台保有する。消防車が1台あたり約1・5トンの消防用水を積載できるのに対し、ミキサー車は4トン車で約2トン、10トン車で5トンの水を積めるという。

この日、志摩市阿児町鵜方の志摩広域消防組合本部で協定調印式があり、同組合管理者の竹内千尋市長や鳥羽市消防本部の益田由典消防長、志摩生コンクリート協同組合の稲葉雄一代表理事らが出席。稲葉代表理事は「防火に貢献できれば光栄だ」と語った。

協定は、平成28年12月に発生した新潟県糸魚川市の大規模火災を受けて締結。同火災では密集集落で延焼が相次ぎ、約4万平方メートルが焼失した。この火災時に地元のコンクリート事業者が消火活動に協力したという。伊勢志摩地域は海岸線を中心に密集集落が多いため、両消防は組合の協力を期待している。