鳥羽 日越交流150万人に拡大へ 観光協力委員会で合意 三重

【再来年までに交流人口を150万人にするアクションプランに合意した髙科審議官(右)とシィウ副長官=鳥羽市鳥羽1丁目で】

【鳥羽】日本とベトナムの観光振興について、両国の観光当局が意見を交わす「日越観光協力委員会」が8日、三重県鳥羽市鳥羽一丁目の鳥羽国際ホテルであり、再来年までに交流人口を現状の約110万人から150万人に拡大する方針を盛り込んだアクションプランに合意した。国内で東京以外が開催地に選ばれたのは初めて。

委員会は平成17年に始まり、おおむね2年に一度の頻度で相互に開催し、今回で8回目。この日は、観光庁の髙科淳審議官やベトナム政府観光総局のハー・ヴァン・シィウ副長官ら両国の政府関係者35人が出席した。冒頭のあいさつとアクションプランの合意を除き、非公開。

両国間の昨年の交流人口は111万人。初めて100万人を突破した。ベトナムを訪れた日本人が前年度比8%増の80万人、訪日したベトナム人が同32・2%増の31万人。県内に宿泊したベトナム人は約4千人で外国人全体の1%ほどという。

日本を訪れるベトナム人は24年ごろから急速に増え、昨年までの7年間で7・5倍になった。今年も1―9月までの統計で昨年1年間とほぼ同規模の29万人を達成。日本政府は訪日旅行客の誘致先として重視している。

アクションプランでは、次回委員会までの2年間で交流人口を150万人にする目標を明記。両国政府はガイド不足や多言語表示の改善、無料Wi―Fiなどのインフラ整備を進める。

ベトナム政府からはビザの申請から交付までに掛かる日数を現状の9日間から短縮するよう日本政府側に求める意見が出たという。格安航空会社の就航便の増加も課題に挙がった。

夜には同ホテルで両国政府関係者に加え、鈴木英敬知事や中村欣一郎鳥羽市長らが出席するレセプションがあり、忍者ショーなど県の文化のPRもあった。