政治的中立を守るルール作りで議論 三重県議会代表者会議で賛否

【学校での講演活動を巡って議論する三重県議会代表者会議=県議会議事堂で】

三重県議会代表者会議は8日、県議が学校の行事などで講演する際に政治的中立性を守るためのルール作りを巡って議論した。10月16日に示された議長案に対し、ルールを定めることは「教育委員会や学校現場への介入になる」と反対する意見が出た一方で、「文書に残すことで議員の指針になる」と賛成する声も上がった。前田剛議長は「合意が難しい」と判断し、議論を次回に持ち越した。

芳野正英議員(新政みえ、1期、四日市市選出)が出身校での講演で次期参院選三重選挙区(改選数1)への立候補に言及した問題を発端に議論。前田議長が前回の代表者会議で提案した4点について、各会派が所属議員らの意見を報告した。

配付資料を学校と事前に調整することについて、新政みえ(18人)は「学校側が総務省の指針に基づいて実施している。ルールを作らなくても良い」と難色。草の根運動いが(1人)は前田議長を通じて「ルール化は不要。教育現場への介入になる」と反対した。

その一方で、自民党県議団(13人)は「個人の資料は意見が色濃く出るので原則使わないほうが良い」とさらに踏み込んだ内容を盛り込むように要請。大志(1人)は議長を通じ「個人だけでなく政党や会派の資料も使わない方が良い」との考えを示した。

このほか、県立桑名西高で開かれた県議会の出前講座で、廣耕太郎(新政みえ、1期、伊勢市)、山本里香(共産党、1期、四日市市)の両議員が議員定数について一方的な立場で発言した問題を巡り、広聴広報会議(11人)から経過報告を受けた。

座長を務める前野和美副議長は両氏の会派内から新たな委員に変更し、学校側に謝罪したと説明。各会派は、能動(3人)と鷹山(同)、公明党(2人)の3会派からの申し入れを受け、問題の情報を共有するために全員協議会を近く開催することで合意した。