
【亀山】三重県立亀山高校普通科アドバンスクラスの1年生40人は7日、同市本町一丁目の同校で、昆虫「セミ」の方言分布マップを作製した。
同マップ作りは国語授業の一環。言語学研究フィールド調査の経験や対話を通じてコミュニケーション力の向上が目的。作製したマップは、同校図書館と市立図書館に展示するという。
この日生徒らは、今年4月から亀山、鈴鹿市内の80代の高齢者らを中心に約250人から各地域でクマゼミやアブラゼミなど4種類のセミを子どもの頃どのように呼ばれていたのか聞き取り調査をした呼び名を地図に落とし込んだ。
山下果穂さん(16)は「アブラゼミ一つをとっても、カッパとかホンゼミなど地域によって呼び名が違うのが分かった。皆さん親切でセミの捕り方なども教えてもらった」と話していた。