災害緊急時にヘリ出動 南伊勢町、日本ヘリシスと協定 三重

【防災協定を結んだ小山町長(右)と稲田代表取締役=南伊勢町役場南勢庁舎で】

【度会郡】三重県の南伊勢町は5日、ヘリコプターを使った観光事業を展開する「日本ヘリシス」(本社・北海道)と災害緊急時におけるヘリコプター運航に関する協定を結んだ。同社が県内で同協定を結ぶのは2件目。自治体とは同町が初めて。

協定では、地震や津波などの災害発生時に同社所有のヘリ2機を使用し、応急対策に必要な沿岸部における捜索活動、物資や人員の輸送、視察飛行などを行う。ヘリポートは志摩市と同町田曽浦の2カ所にあり、同市からは3―5分、田曽浦からは約1分で向かうことができるという。

同町は延長約250キロの海岸線の近くに道路があるため、津波などによる被害で道路が寸断された場合、孤立する地域が発生する可能性が懸念されていて、同社の迅速な災害対応に期待が寄せられている。

町役場南勢庁舎で調印式があり、小山巧町長と稲田竜太代表取締役(41)が協定書に署名、調印した。

小山町長は「空から町内の状況を見てもらい、その状況に合わせていろんな対応ができるので非常に大きな力になる」、稲田代表取締役は「大災害時に上空からの情報収集や人員、救援物資の輸送で貢献できれば」と話していた。