ドライブスルー、シネコンに仏社シート イオンモール津南で内覧会 三重

【約170店舗の専門店が入るイオンモール津南=津市高茶屋小森町で】

【津】三重県津市高茶屋小森町で9日にオープンするイオンモール津南で5日、報道関係者向けの内覧会があった。全国のイオン初のドライブスルーサービスや東海初となるコクーンシートを採用したシネマコンプレックス(複合映画館)を公開。平成28年2月に閉店した「イオン津南ショッピングセンター(サンバレー)」の面影を残しながら、新しいサービスを充実させる。

同モールは延べ床面積が約10万2千平方メートル、売り場面積が約6万平方メートルで、県内ではイオンモール鈴鹿に次ぐ規模。東海3県初出店の10店舗を含む約170の専門店が入居する。衣料雑貨店「無印良品」は県内最大級の広さ約1600平方メートルを誇る。

ドライブスルーサービスでは、店頭で購入した商品やネットスーパーで注文した商品を自動車に乗ったまま受け取ることができる。道路沿いの受け取り窓口で車を止めてインターホンを押すと、購入した商品を受け渡す仕組み。車通勤の共働き世帯の利用を見込む。

映画館は9スクリーン、1341席。座席は同社の標準的な座席より5センチ広い60センチで、東海地方で初めて仏キネット社のコクーンシートを全席に採用した。最大劇場の4番スクリーンには、イオンシネマ独自の映像音響システム「ウルティラ」を導入している。

新しいサービスや設備を導入する一方、前身のサンバレーの名残も施設内にとどめる。3階壁面ではサンバレーの歴史を昭和53年の開店から平成28年の閉店まで写真付きで紹介。正面玄関前には旧店舗の樹木を移植し、「サンバレー公園」と命名した。旧店舗と同様に市民から親しまれるよう「つ」の形をした高さ2メートル70センチ、幅3メートル60センチ、奥行き90センチのモニュメントも設置した。

モール全体を統括する阿江進ゼネラルマネージャーは開業に向けて「サンバレーは地域に愛された店舗だったとひしひしと伝わってきて、プレッシャーを感じている。期待に応えられるよう頑張るので、サンバレー以上にかわいがってほしい」と語った。