シェルびなで外国人選手らを歓迎へ アーティスティックスイミングのカナダに

【シェルびな作りに励むメンバーら=鈴鹿市寺家3丁目で】

【鈴鹿】来年4月に東京で開催する国際大会ジャパンオープンの事前キャンプ地として、鈴鹿市御薗町の県営鈴鹿スポーツガーデンを使用するカナダのアーティスティックスイミングチームに「来県記念に渡したい」と、鈴鹿市と熊野市を中心に活動する手作り趣味の会「縁がわサミット」(南部美智代代表)のメンバーらが、県産素材を使った「シェルびな」作りに取り組んでいる。

2月に三重テラスで開催した同会の手作り講座が好評だったことから、「来県する外国人選手らへの三重らしいお土産になるのでは」と制作を決めた。

シェルびなは、桑名市産のハマグリを綿に包んで、古い着物の端切れを幾重にも重ねて衣装にし、最後に小筆で顔を描く。一体ずつ微妙に表情や衣装が違い、味わいのある人形が完成する。貝の中には鳥羽市産の真珠を一体に一個入れた。

南部代表(76)=同市寺家3丁目=は「お内裏様とおひな様で(真珠が)二個になるので、人形が壊れたら取り出して、イヤリングにでも加工してくれたら、ずっと思い出にしてもらえる」と話す。人形を乗せる台座は紙コップで作り、松尾芭蕉の俳句を書いた。

同会は60―90代の女性約20人で構成。メンバーらが、空いた時間に南部代表の自宅などに集まり、こつこつと制作に励んでおり、今のところ20組計40個を作る計画。メンバーらは「喜んでもらえたら」と口をそろえた。