津 いじめ撲滅へ主体的行動を 初フォーラムに1100人 三重

【いじめの防止をテーマに意見交換する鈴木知事(左手前)ら=津市一身田上津部田で】

「いじめ防止フォーラム」が1日、三重県津市一身田上津部田の県総合文化センターであった。高校生らが「いじめ防止行動宣言」で「いじめをなくすため、主体的に行動する」と訴え、教育関係者のパネルディスカッションでは大人が子どもの変化に気付く重要性を強調。約1100人の出席者はピンク色のシャツや小物を身に付け、いじめの防止をアピールする「ピンクシャツ運動」を実施した。

「いじめを社会総がかりで防止する」と定めた県いじめ防止条例の4月施行を受け、県教委と県市町教育委員会連絡協議会が初開催。条例が「いじめ防止強化月間」と定める11月に開いた。

フォーラムでは、宣言の内容を検討した高校生ら4人が舞台上で「あいさつ つながり りかい いい社会」と題した宣言を発表。「一人一人が強い意志を持って、いじめに立ち向かおう」と訴えた。

パネルディスカッションでは、高校生や教育関係者ら5人がパネリストを務め、いじめを防ぐ方法などを巡って意見交換した。鈴木英敬知事がコーディネーターを務めた。

相好体操クラブを運営する山本将之社長は「子どもにとって相談することにハードルがあるのでは」と指摘。県立津高の田路祐也生徒会長も「子どもが気軽に相談できる環境を整えてほしい」と話した。

県PTA連合会の岡田真由美理事は「子どもの表情で、何かあったと察知できる。誘導尋問のようにせず、言いたい気分になる相談が大事」と強調。「保護者同士の情報交換も大切」とアドバイスしていた。

このほか、文部科学省のいじめ防止対策協議会で座長を務める森田洋司・鳴門教育大特任教授が「社会総がかりでいじめ問題を克服するため、それぞれの立場でどう取り組むべきか」と題して講演した。