
【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽水族館は1日、ラッコのロイズ(雄、13歳)が先月31日に急性心不全で死亡したと発表した。同館で飼育するラッコはメイ(雌、14歳)1頭になった。
ロイズは平成17年4月、和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」で生まれ、21年1月に鳥羽水族館に入館。26年3月、サンシャイン水族館(東京)に引っ越したが、28年3月には鳥羽水族館に戻った。
ロイズはたくさんの芸を覚え、水族館ではいつも注目の的だった。夏ごろから食欲は低下したが、31日朝は元気に泳ぎ回っていたという。飼育研究部の石原良浩次長(57)は「突然の死に驚いており、残念でならない」とコメントした。