尾鷲 べっこう色の高級珍味 カラスミ作り始まる 三重

【天日干しされたカラスミ=尾鷲市中井町で】

【尾鷲】三重県尾鷲市栄町の海産物店「大瀬勇商店」の加工場(同市中井町)で、高級珍味として知られる「カラスミ」作りが始まった。

カラスミは、ボラの卵巣を塩漬けにして天日干しを繰り返し、出来上がるとべっこう色になる。

同店の四代目大瀬勇人さん(58)は約40年前からカラスミを作っている。大瀬さんは「尾鷲市で取れるボラは一匹ずつ釣るので生きたまま揚がり、卵に血が回らないから新鮮」と話す。

一方、「近年は全国的に不漁。今年は30年間で一番取れていない」と話し、九州などで取れるボラも仕入れているという。

同店の2階には、約200本のカラスミが並べられ、大瀬さんと甥の邦裕さん(34)が1日に5―6回ひっくり返す作業に追われている。

作業は今月下旬まで続き、早ければ20日から店頭販売する。京都市の料亭などにも出荷する。値段は1本4千円―2万円ほど。