鈴鹿 大黒屋光太夫を周知 紅茶使用の給食を提供 三重

【紅茶を使った給食を食べる児童ら=鈴鹿市若松中1丁目の市立若松小学校で】

【鈴鹿】「紅茶の日」の1日、三重県鈴鹿市内の全市立幼稚園と小中学校で、計約1万8900食分(教職員分含む)の紅茶を使用した学校給食が提供された。

江戸時代にロシアに漂着し、帰国後日本の蘭学発展などに寄与した市の偉人、大黒屋光太夫が「日本人として初めて正式な茶会で紅茶を飲んだ」と言われていることから、記念日にちなみ、子どもたちに光太夫を周知する狙い。市内の事業者組織「光太夫ネットワーク」が市教委の協力で毎年実施している。

自校調理校の園児と児童ら約7900人が「鶏肉の紅茶風味」、センター配送校の園児と児童ら約5千人が「紅茶フライビーンズ」、中学生ら約6千人が「紅茶蒸しパン」をそれぞれ食べた。

各料理で使用した粉末紅茶計8・2キロは活動の趣旨に賛同したAGF鈴鹿が寄贈した。

給食時間には各校で、紅茶を使った献立と光太夫の関わりを説明し、子どもたちにPRした。

光太夫の出身地となる若松地区の市立若松小学校では「鶏肉の紅茶風味」が提供され、5年生の小川力也君(11)は「レモン風味でおいしかった。光太夫は生き方などがすごい人。僕もそんな人になりたい」と話していた。