三重県内経済は「回復」 製造業が好調 東海財務局 

東海財務局津財務事務所は1日、7―9月の三重県内経済情勢を発表した。フラッシュメモリを中心に製造業が好調に推移していることから「回復している」と判断。昨年10月以来、4期連続で判断を据え置いた。

個人消費は8期連続で「緩やかに持ち直している」。猛暑や台風の影響でコンビニエンスストアやドラッグストア、家電の販売は好調な一方で、観光施設の入り込み客は前年を下回った。

生産活動は4期連続で「回復している」。フラッシュメモリを中心に半導体が増加しているほか、産業用機械も欧米向けが好調。自動車では新型車の効果で軽自動車の生産が高水準となった。

雇用情勢では「有効求人倍率は引き続き高水準となっている」とし、13期連続で「改善している」。県内企業からは人件費の高騰により収益が圧迫されるという意見も出ているという。

林敬治所長は「鉱工業生産指数は140前後で非常に高い。東芝メモリの新工場稼働で9月以降も好調の見込み」と説明。先行きの懸念材料として、米国との通商問題や労働力不足による供給制約を挙げた。