三重県議の定数発言 副議長、出前講座先に謝罪

廣耕太郎(新政みえ、1期、伊勢市選出)、山本里香(共産党、1期、四日市市)の両三重県議が県立桑名西高の出前講座で議員定数を巡って一方的な発言をした問題で、両県議を派遣した広聴広報会議の座長を務める前野和美副議長は31日、同校を訪れ、倉田哲校長らに謝罪し、両県議の発言を全面的に撤回すると伝えた。

議会事務局などによると、謝罪には両県議も同行。前野副議長は両県議の申し出を受け入れて同行を認めたという。学校側は倉田校長のほかに、主権者教育を担当する教諭ら3人が同席した。

前野副議長は「甚だしい迷惑を掛け、心からおわびする」とする文書を倉田校長に手渡した。出前講座の実施要領を見直したことや、実施要領を徹底するよう委員らに求めたことを説明したという。

倉田校長は前野副議長らに対し、同校では2年前から主権者教育を進めていることを説明した上で、両県議の発言について「生徒らに情報を正しく与えることが最も大事という点で残念」と指摘したという。

また、議会内からは「中止も含めて議論すべき」との声も上がる出前講座について、倉田校長は「個人的な考えとしては、議員の声を聞ける点で大切な取り組み。できるだけ続けてほしい」と話したという。

問題を巡っては、広聴広報会議が25日の会合で、前野副議長が同校に謝罪し、両県議の発言を撤回することを承認した。前野副議長は会合で、近く同校を訪れて謝罪する考えを示していた。