四日市市 返礼品、滞在型も追加 ふるさと納税、34品増145品 三重

【記者会見する森市長=四日市市役所で】

【四日市】三重県の森智広四日市市市長は31日の定例記者会見で、ふるさと納税制度の返礼品メニューを改定し、11月1日から運用開始すると発表した。新たな返礼品提供事業者を公募し、返礼品数は従来より34品増え、145品になった。増加分はいずれも公募した品。民間が実施する新たな滞在型返礼メニューも追加された。

新メニューとして追加したのは、「Best pot」(陶器と金属の可能性を切削によって実現した鍋、MOLATURA提供)▽「四日市あすなろう鉄道貸切列車運行」(臨時列車、一編成52席、市提供)▽「料理長おまかせ会席+おみやげ」(伝七邸で会席提供、日本伝統ビューロー提供)―など。

同市では、平成27年の寄付金受入額と寄付金税額控除額の収支差がマイナス1億3千万円に上り、昨年4月にふるさと納税に関する非常事態を宣言して以降、返礼品拡充に努めてきた。

森市長は、全国的に返礼品の過当競争の様相を呈している状況について「国がグリップを握り、法規制に乗り出したのは歓迎する。一定のルールの中でふるさとを盛り上げる取り組みを進めてほしい」と述べた。

さらに「昨年導入の体験型は不発だったが『情報が届かないと納税に結び付かない』と実感し、企画を市民税課から切り離して新設した広報マーケティング課で担う仕組みに変えた」、「『非常事態』を抜本的に変えられるとまでは思わないが、制度がある以上は利用し、市の魅力を発信するのは行政として大事。ルールにのっとって発信し、市を知っていただく」とした。