「もう1回来たい施設に」 来夏開業予定の「おやつタウン」 嶋田常務、展望語る 三重

【講演する嶋田常務=津市大門の津都ホテルで】

【津】伊勢新聞政経懇話会10月例会が31日、三重県津市大門の津都ホテルであった。スナック菓子「ベビースターラーメン」のキャラクターを使ったテーマパークを手掛ける「おやつタウン」(本社・津市、松田好旦会長)の嶋田亘克常務が「おやつタウンの目指す未来―ディズニー流の先を目指して―」と題して講演し、「来場者にもう一回来たいと思ってもらえる施設にする」と意気込みを語った。

嶋田常務はマーケティングを担当した東京ディズニーリゾートを振り返り、サービス品質が高い理由を「身だしなみや生活態度などルールが徹底されていた。ルールは順守しないといけないという意識が全員に植え付けられていると意識が高くなる」と語った。

さらに「(ディズニーリゾートは)来場者のために投資を怠らない。良いものをつくると必ず返ってくるので、来場者目線が重要」と強調。「顧客によって求める価値は違う。集客したいターゲットにとって何が価値なのか徹底的に考えなければならない」と述べた。

その上で、来夏に津市で開業予定のおやつタウンを「決して良い立地ではない」とする一方、「工場に併設したテーマパークは日本中にほかにない」と指摘。「親子の距離を縮められるテーマパークにしたい」と話し、施設の演出や仕掛けを工夫していると説明した。

また「物販はできるだけ県内で完結するように地元との連携を念頭に置いて進めている」と説明。「おやつタウン単体では顧客を呼び込めないと考えている。一緒に県内の観光地としての魅力をつくってもらえる会社とつながりたい」と協力を呼び掛けた。

嶋田常務は、平成10年にオリエンタルランドに入社し、テーマパークリゾートのマーケティングを担当。退職後は企業の新規事業の立ち上げなどに従事。29年5月から現職。著書に「ディズニーのすごい集客」(フォレスト出版)がある。