鳥羽市民文化会館 大ホール12月29日閉鎖 耐震基準不適合 三重

【12月29日付での閉鎖が決まった鳥羽市民文化会館の大ホール=同市鳥羽3丁目で】

【鳥羽】三重県鳥羽市は30日、成人式の会場などに使われている市民文化会館(同市鳥羽三丁目)の大ホールを12月29日付で閉鎖すると発表した。建築基準法の耐震基準を満たしていないため。市は閉鎖後の対策として、3年後の三重とこわか国体に合わせて改修する市民体育館(同市大明東町)を、文化ホール機能を取り入れた複合施設として整備する。

文化会館は昭和47年10月に完成。地上4階地下1階の鉄筋コンクリート造で、延床面積は約4600平方メートル。ホール棟と市役所税務課などが入る事務棟に分かれており、事務棟は平成24年の耐震補強工事で基準を満たしているため、今後も使用する。

一方、ホール棟は耐震基準を満たしていない上、つり天井が同法の「既存不適格事項」に指摘されている。建て替えや移転などの議論もあったが、整備方針が定まらない中、市民体育館に文化ホール機能を取り入れる形での改修が6月に決まったため、市は閉鎖を決めた。

ホール棟は会議や小中学校の音楽祭などに使われており、昨年度は22団体の約1万人が利用。閉鎖後、時期は未定だが取り壊す。市民体育館の改修工事は来年度に着工し、完成時期は未定。