9月の三重県内求人1.70倍 4年2カ月ぶり下方修正

三重労働局が30日に発表した9月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0・02ポイント下回る1・70倍で、2カ月ぶりに前月を下回ったものの、バブル後期並みの高水準を維持した。雇用情勢を17カ月ぶりに修正し「引き続き改善する中、求人が求職を大幅に上回って推移している」と判断。これまで段階的に引き上げてきた情勢判断を4年2カ月ぶりに下方修正した。

有効求人倍率の全国順位は前回と同じ13位。有効求人数は前月比1・1%(423人)減の3万8824人、有効求職者数は0・2%(53人)減の2万2803人。新規求人倍率は2・55倍で、前月を0・17ポイント上回った。

正社員の有効求人倍率(原数値)は1・18倍で、平成16年11月の統計開始以来で、過去最高を更新。パートの新規求人数は3・8%(223人)減の5639人で、14カ月ぶりに減少した。

産業別では、サービス業が前年同月比23・9%減の1797人で大幅に減少。10月から派遣業が許可制に一本化されたため派遣事業所からの求人が減少したことが主な要因とみられる。製造業は1・5%増の2188人。県内に9カ所ある安定所のうち7カ所で前年同月を上回った。

下角圭司局長は正社員の有効求人倍率が過去最高となった背景を「人手の確保が難しい中、企業がパートから正社員に切り替えて求人を出している」と説明。「有効求人倍率は高水準だが、1・69―1・75の間で上昇と下落を繰り返しているため判断を緩めた」と述べた。