中学生が考案、キンカン練り込んだ和菓子 鈴鹿、文化祭で試食会「酸味と甘さ絶妙」

【試作品の試食会を開いた生徒ら=鈴鹿市国府町の市立平田野中学校で】

【鈴鹿】鈴鹿市立平田野中学校の科学部2年生8人は27日、同市国府町の同校文化祭で、同市内の和菓子店「とらや勝月」と連携し、生徒らが考案した和菓子の試作品の試食会をした。

「県産業教育振興会における企業との連携事業」の一環で、地域の企業と学校が一体的に地元の産物を使った商品開発に関わり、地域企業の活性化促進につなげるのが狙い。

試作には、県立津商業高校も協力。平田野中の生徒らは、7月から地元の産物「キンカン」に注目し、開発に至るノウハウを津商高生徒らからアドバイスを受け、「とらや勝月」と共に商品化に向け研究を重ねてきた。

試作品は、乾燥したキンカンをブランデーで戻し、小麦粉と卵で練り合わせた、もっちり感のある洋風和菓子を完成させた。

この日は、試作品として約3センチ角に切った和菓子を保護者らに振る舞った。同校保護者で40代の女性は「キンカンの風味と酸味が口に広がり、甘さとも絶妙な味でおいしかった」と話した。

全体のまとめ役をした打田羽麗さん(14)は「中学生として関われたことに感謝している。これから皆で新商品の名前を考え、地域の農産物イベントなどで販売したい」と笑顔。

渥美勇輝教諭は「生徒の自主性に任せたが、よい和菓子が出来ました」と試食会を見守っていた。