三重県 来月に大学生国際会議 尾鷲と紀北町 学生が地域課題議論

【定例記者会見で、大学生国際会議の開催を発表する鈴木知事=三重県庁で】

三重県の鈴木英敬知事は26日の定例記者会見で、来月23―25日に尾鷲市と紀北町で国内外の学生が地域の課題解決に向けて議論する「大学生国際会議in三重」を開くと発表した。県内外の12大学から留学生29人を含む57人が参加し、林業の現場や熊野古道を視察する。

会議は大学生・院生の会員制グループ「KIP知日派国際人育成プログラム」と共催で伊勢志摩サミットを機に平成28年から開催し、3回目。グローバル人材を育成する場所としてブランド価値を向上させ、国内外の学生に三重県ファンをつくる狙いがある。

参加者は世界遺産の熊野古道を歩いて古道の歴史や文化的価値を学び、地元の保全活動を体験。紀北町の林業現場も訪れ、速水林業の速水亨代表から林業の現状や課題を聞く。視察や体験を基に、世界遺産登録の功罪と林業振興の2つをテーマに議論する。

鈴木知事は「共催するKIPから人口減少や一次産業を次世代に知ってもらえる場所で会議を開催したいというリクエストがあった」と説明。「県がグローバル人材を育成するフィールドとして認知されるようブランド価値の向上につなげたい」と述べた。