「プロの世界で自分磨く」 プロ野球ドラフト 広島5位指名・菰野高の田中投手 三重

【祝福に駆けつけた菰野高校のチームメートと記念撮影する田中法彦投手=菰野町福村の同校で】

三重県立菰野高校3年の田中法彦投手(18)が25日のプロ野球ドラフト会議で、広島東洋カープから5位指名された。菰野町の同校で会見した田中投手は「小さい頃からの夢がかなった。ストレートの速さを評価してもらったと思うのでその持ち味を磨き、ファンの方に愛される選手になりたい」と話した。

身長173センチと大柄ではないが150キロ台の直球が最大の魅力の本格派右腕。高2秋から同校のエースを務め、今年7月の県大会で自己最速の152キロを計測した。甲子園出場経験はなく、高2、高3夏の県大会はいずれも自身が投げて敗れたが、「高校で一球の重みを知った。プロのステージで頑張って自分を磨く」と夢を語った。

菰野高校からは育成選手も含めて7人目のプロ野球選手誕生になる。硬式野球部の戸田直光監督は「プロの世界で鍛えて、球速160キロ台目指して頑張ってほしい」と成長に期待した。

3人兄弟の末っ子で、同校野球部OBの長男大輔さん(19)、次男和師さん(19)、母親のしのぶさん(45)も会見場に駆けつけた。田中投手が野球を始めた川越町立川越北小1年から兄弟で甲子園出場、プロ野球選手を目標に同じチームでプレーしてきた。

田中投手に「戸田先生がしっかり育ててくれる。プロになるなら菰野」と進学を勧めた大輔さんは「兄弟の一人が夢を実現してくれて本当にうれしい。家族でしっかり支えたい」と話した。