三重県議会・広報会議 廣、山本氏が委員辞任 出前講座の問題発言で

【委員の変更や実施要領の見直しを決めた広聴広報会議=三重県議会議事堂で】

三重県議会の廣耕太郎(新政みえ、1期、伊勢市選出)、山本里香(共産党、1期、四日市市)の両議員が県立桑名西高であった県議会の出前講座で、議員定数について一方的な立場で発言した問題で、両氏を出前講座に派遣した広聴広報会議(11人)の前野和美座長は25日の会合で、両氏が委員を辞任したと報告した。

廣氏の後任には、津村衛議員(新政みえ、3期、尾鷲市・北牟婁郡)、山本氏の後任には岡野恵美議員(共産党、1期、津市)が就任することも報告。廣、山本両氏は会合の冒頭で陳謝した上で退席した。

出身校の講演で来夏の参院選三重選挙区(改選数1)に立候補すると述べた芳野正英議員(新政みえ、1期、四日市市)が委員を辞任したことも報告された。後任には吉川新議員(同、2期、度会郡)が就く。

会合では、出前講座の実施要領を見直すことも決定。参加者から議員個人の意見を求められた際の対応として「自分の意見を述べることはできるが、特定の意見に誘導してはならない」と記した。

また、要領には「発言に注意し、県民の議会に対する信頼が損なわれることのないよう、十分に配慮して説明する」との項目を追加。議会事務局の対応についても、事前に議員と要領を再確認すると定めた。

会合では、前野座長が桑名西高を訪れて謝罪し、両氏の発言を全面的に撤回する意向を伝えることも決めた。「甚だしい迷惑を掛け、心からおわびする」とする文書を校長に手渡すという。

会合ではこのほか、自民党県議団(13人)から「会派内では問題を全議員で共有するよう求める声も上がっている。問題がしっかりと整理されるまで、出前講座を中止すべき」との声が上がった。

これに対し、新政みえ(18人)は「再発はあり得ない」とし、出前講座の継続を要請。前野座長は継続の是非について各会派の意向を募った上で30日の会合で議論することを提案し、委員らの承認を得た。