収納遅延など29件 三重県の定期監査結果 不祥事の再発防止も指摘

【県議会全員協議会で定期監査の結果を報告する山口代表監査委員(奥左端から2人目)=三重県議会議事堂で】

三重県監査委員は24日、県議会全員協議会で定期監査結果を発表した。重点監査事項とした現金の取り扱いでは、収納の遅延や入力誤りなど改善が必要な事案が29件あった。

内訳は、金融機関への現金収納遅延が25件と最も多く、財務会計システムへの入力誤りが2件と続いた。現金受け入れの誤処理による収納遅延と、現金の受け入れ事務の遅延がそれぞれ1件あった。

重点監査事項は現金取り扱い事務と未利用地。前年度に現金の収納事務で21件の指摘があったため、現金取り扱い事務全体に対象を広げた。未利用地はおおむね適正に処理されていた。

また、県職員の不祥事や不適切な事務処理の発覚が相次いだため、総務部に対し「原因や背景を究明した上で法令順守や服務規律の徹底、再発防止に取り組むべき」と指摘した。

中嶋年規議員(自民党県議団、4期、志摩市選出)は「もうすでに不適切な事案が発生しているので、県の内部統制制度をどうすべきか、監査としてもっと踏み込んでほしい」と要望した。

山口和夫代表監査委員は「内部統制制度が充実すれば、細かい数字のチェックではなく大局的なチェックができる。今はその方向に向かっているので、監査として注視していきたい」と述べた。