地元市長選で落選の3氏、県議選に出馬表明

【記者会見で県議選への立候補を表明する(左から)稲垣氏、北川氏、森野氏=県庁で】

任期途中で県議を辞職し、地元の市長選で落選した3氏が19日、県庁で記者会見し、任期満了(来年4月29日)に伴う県議選に無所属で立候補すると表明した。共に連合三重の推薦を受ける方針。

立候補を表明したのは、平成28年11月の四日市市長選で落選した稲垣昭義氏(46)、今年4月の名張市長選で落選した北川裕之氏(59)、28年11月の伊賀市長選で落選した森野真治氏(48)。

稲垣氏は四日市市選挙区(定数7)、北川氏は名張市選挙区(同2)、森野氏は伊賀市選挙区(同3)に立候補する予定。3氏ともに現職当時は県議会の最大会派「新政みえ」に所属していた。

稲垣氏は落選後に立ち上げた社会福祉法人の理事を務めている。北川、森野両氏は落選後、地元企業に就職した。落選後に支援者らの勧めを受けるなどし、県議への復帰を目指すことにしたという。

稲垣氏は会見で、立候補の動機について「介護や医療の現場で目の当たりにした人口減や高齢化を解決したい。会派が分かれて混乱する県議会を恥ずかしくないようにしたいという思いもある」と語った。

北川氏は「市長でなくても地域の課題を少しでも前に進められると考えた」と説明。森野氏は「政治に携わりたいという思いがあり、励ましの声も受けて、もう一度チャレンジしたいと強く思った」と述べた。

市長選に再び立候補する可能性について、稲垣、北川両氏は「先のことは答えられない。今は県議を全力で務めたい」として明言を避けた。一方、森野氏は「(市長選に)出るつもりはない」と述べた。

稲垣氏は三重銀行、北川氏はケーブルテレビ局での勤務を経て、平成15年の県議選で初当選。4期目半ばで辞職した。森野氏は伊賀市職員を経て19年の県議選で初当選し、3期目半ばで辞職した。