中国の若手研究者が大紀町訪問 視察や植樹、日本文化体験

【ソメイヨシノを植樹するエンコン団長(左)と中谷区長、(後列は)中国社会科学院の研究者ら=大紀町野原で】

【度会郡】外務省の「日中植林・植樹国際連帯事業」の一環として、中国社会科学院青年研究者代表団の25人が18日、大紀町野原で茶農園を視察し、日中友好の証しとしてソメイヨシノを植樹した。

日中友好会館(東京都)が外務省の委託を受けて実施。視察先や体験民宿などのコーディネートを地元の大紀町地域活性化協議会が担当した。

代表団は同学院に所属する若手研究者で構成。14日に来日し、農村振興や防災をテーマに21日まで東京と県内を巡って、植樹活動や環境保護、防災に関する講義、関連施設の視察、日本の研究者や地域住民との交流を行い、対日理解の促進を図る。

同町には17日から訪れ、大内山酪農農業協同組合や錦の津波避難タワーを視察した。18日は野原地区で、耕作放棄地を地元の小学生と一緒に茶畑として再生させた「野原村元気づくり協議会」の取り組みを聞き、茶農園を見学。中谷壽野原区長とエンコン団長が、旧七保第一小学校の敷地内にソメイヨシノの苗木一本を植樹した。

一行は入村式後、町内6カ所の体験民宿に分かれて宿泊。ご飯のかまど炊きやヒノキの箸作りなどを体験し、日本文化に触れた。

ダンイエンティンさん(33)は「日本に来たのは初めて。農家に泊まるのはいい機会なので日本文化や民俗習慣への理解を深めていきたい」と話していた。