中小企業「事業継承を支援を」 三重県中央会、県や国へ要望決議

【開会あいさつをする県中小企業団体中央会の佐久間裕之会長=津市羽所町のアスト津で】

【津】三重県中小企業団体中央会は16日、津市羽所町のアスト津で、県内の中小企業の持続的な発展のための要望を決議する「第55回中小企業団体三重県大会」を開催した。渡邉信一郎副知事や前田剛志県議会議長ら23人が来賓として招かれ、約130組合の約220人が参加した。

この取り組みは、中小企業の持続的な発展とそれに伴う豊かな地域社会を目指すため毎年開き、今回で55回目。

同大会では、中小企業対策予算と中小企業組合連携組織対策の拡充強化▽中小企業の生産性・経営力向上のための税制の強化▽まちづくり支援策の拡充と商業・サービス業の振興対策の強化▽円滑な事業承継に向けた支援の強化の4項目をスローガンとした。経営者の高齢化に伴う事業承継への支援や税制対策などの要望42項目を全会一致で決議し、県や国に提出した。

同会の佐久間裕之会長は開会のあいさつで「少子高齢化による国内市場の縮小や非常に性急に進展しているグローバル化の中で、中小企業は大変な努力をしている」と強調。

その上で「経営が順調、黒字であるにもかかわらず、後継者がおらず事業承継ができない企業が大変多くなってきている。地域の経済を支えている中小企業は個々の企業努力に加え、英知を集結して困難に立ち向かう組合強化が重要になってきている」と、個々ではなく組織の力で立ち向かう取り組みを進めていく考えを示した。

来賓としてあいさつした前田県議長は「中小企業の活性化なくして県の活性化は果たされない」と中小企業の重要性について話した。