政治的中立に留意を 三重県議会 学校での講演で議長提案

【講演のあり方を巡って議論する代表者会議=三重県議会議事堂で】

三重県議会の代表者会議は16日、県議が学校の行事などで講演することへの対応を巡って議論した。前田剛志議長は出前講座など県議会が主催する講演に限らず、県議が学校現場で講演する際は政治的中立性に留意するよう申し合わせることを提案した。

芳野正英議員(新政みえ、1期、四日市市選出)が出身校の講演で次期参院選三重選挙区(改選数1)への立候補に言及した問題を発端に議論。芳野氏は3日の代表者会議で発言について陳謝したが、一部の議員からは再発防止の議論を求める声が上がっていた。

前田議長は「中立性への配慮」に加え、議員の資料を講演で配布する際は学校と事前に調整する▽講師の選定に対する政治的中立性の配慮を県教委に求める▽芳野氏が講演した県立四日市南高に講演後の対応を報告するよう求める―の計4点を提案した。

このうち、講師選定に関する県教委への要請について、議員からは「既に文部科学省が同様の文書を県教委を通じて出している」「学校側は十分に配慮した対応をしていると認識している。あくまでも今回は私たち議員側に問題があった」などと指摘した。

このほか、議員からは学校から講師の依頼を受けた場合は議会に報告する仕組みを作る提案も上がった。前田議長は議員らの声を受け、あらためて代表者会議を開いて議論することとした。各会派は所属議員らの意見を募った上で、次回の代表者会議で報告する。