四日市 萬古10作家の作品一堂 沼波弄山生誕300年記念展 三重

【メーン会場に集う出展作家ら=四日市市高砂町の伝七邸で】

【四日市】萬古焼の創始者、沼波弄山(ぬなみろうざん)の生誕300年を記念した「四日市萬古作家協会展」(同協会主催)が、三重県四日市市高砂町の伝七邸で開かれている。清水醉月さん、熊本栄司さん、水谷満さんなどといった現代の萬古作家10人が手掛けた作品を一堂に展示している。21日まで。

展示会場は1階と2階の2カ所に分かれ、作品数は合わせて約600点。メーンとなっているのが1階の広間。カエデやバラの模様が描かれた急須や花入れ、ネコの観音像など、個性豊かな作家らの代表作がそろう。2階の会場では、器を中心に展示、販売もしている。

伝七邸は、紡績王と呼ばれた実業家、第十世・伊藤伝七の別邸として1896年に創建された国の登録有形文化財。風情ある日本庭園を擁しており、メーン会場の広間では作品とともに、庭園の眺めも楽しめる。

協会の会長でもある清水さん(74)は「歴史のある場所で、国の伝統工芸品の萬古焼を楽しんでもらえれば」と話していた。