「初穂曳」で実りに感謝 伊勢神宮の外宮周辺 奉祝行事で各地の踊り 三重

【木遣り歌や掛け声とともに奉曳車を引く参加者ら=伊勢市の伊勢神宮外宮周辺で】

【伊勢】稲の実りに感謝し、三重県伊勢市の伊勢神宮に市民らが新穀を奉納する「初穂曳(はつほびき)」が15日、同市内で始まった。初日は、稲穂などを奉曳車(ほいえいしゃ)に載せて外宮に運び納める「陸曳(おかびき)」があり、外宮周辺では奉祝行事「祭りのまつり」がにぎやかに開かれた。

初穂曳は、神宮の祭典の中で最も重要とされる神嘗祭(かんなめさい)に合わせて毎年開かれ、47回目となる。

地元住民や皇學館大学の学生、全国から集まった特別神領民ら約1500人が参加。稲穂などを載せた木製の奉曳車3台の綱を引き、木遣り歌と「エンヤー」の掛け声とともに、市中心部の約1キロの道のりを威勢よく進んだ。雨の中、約1時間かけて外宮に到着し、奉納した。

外宮周辺の県道伊勢南島線などであった「祭りのまつり」は、全国の民踊団体など18団体約600人が参加した。徳島県の阿波踊りや沖縄県のエイサー、地元の伊勢音頭などが披露され、多くの見物客が楽しんだ。

16日は五十鈴川を船を引いて進み、内宮へ奉納する川曳がある。