退学・転学者の情報流出 相可高の男性教諭 業務連絡メールを誤送信 三重

【記者会見で、電子メールの誤送信に陳謝する森山校長(手前)ら=三重県庁で】

三重県教委は15日、多気町の県立相可高(生徒数697人)で勤務する男性教諭(51)が、業務連絡用の電子メールを生徒や保護者ら約1500人に誤って送信したと発表した。メールは退学した2人の男子生徒と転学した女子生徒の情報を閲覧できる状態だった。重要な情報のメール送信を禁止する県の基準に反した可能性もあり、県教委は男性教諭の処分を検討している。

同校によると、メールは11日午後7時ごろ、学校のパソコンから送信。同校のメールの送信システムに登録している617人の生徒や849人の保護者など、計1549人に届いた。

メールには、4月から9月末までに退学・転学した生徒3人の情報をまとめたファイルのURLを添付していた。3人は匿名だったが、学年や組を記載。転学した生徒については転学先の学校も記されていた。

男性教諭が送信システムの操作を誤ったことが原因。このメールは同校の非常勤講師に送信する予定だったが、男性教諭は送信先の抽出を誤ったほか、送信直前の確認もしていなかったという。

送信から5分後、保護者が学校に連絡して誤送信が発覚した。同校は送信先にメールの削除を依頼。ファイルに記載された生徒の保護者らに謝罪した。同校は「流出の影響は確認されていない」としている。

同校が非常勤講師に充てる文書は紙に印刷して渡していたが、男性教諭は「メールの方が便利」と考え、独断で送信した。電子情報に関する県の基準は、重要性が高い情報のメール送信を禁止している。

男性教諭は学校の聞き取りに「大変な情報を誤って送ってしまい、申し訳ない。送信先のチェックをしていなかった」と説明。森山隆弘校長は「メールで個人情報を扱わないよう徹底する」としている。