愛知・篠島漁協 「御幣鯛」船団が伊勢入港 内宮に奉納 三重

【御幣鯛を載せた篠島の漁船団=伊勢市神社港で】

【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮の「神嘗祭(かんなめさい)」に供えるタイの干物「御幣鯛(おんべだい)」を載せた船が12日、愛知県南知多町の篠島から伊勢市の神社港に入港した。一行は地元住民の歓迎を受け、タイを内宮に奉納した。

神宮への奉納を意味する「太一御用」ののぼりや大漁旗を掲げた6隻の船が、伊勢湾を渡って港へ到着した。篠島漁協の関係者約60人が降り立ち、近くの神社小学校の児童らが鼓笛演奏で歓迎。漁師らが、御幣鯛160枚を入れた唐ひつを陸揚げした。

篠島漁協の榊原満男組合長(65)は「歴史的な行事が末永く続き、神社地区との絆が深まることを願う」とあいさつ。一行はタイを奉納するため内宮へ向かった。

篠島はかつて神宮領とされ、塩漬けして干したタイを海路で奉納していた。昭和初期に途絶えたが、平成10年に復活させ、毎年続けている。