「歴史知って」 津のガイド団体 「久居のお殿さま」出版 三重

【「久居のお殿さま」を紹介する椋本さん(前列中央)と「久居城下案内人の会」会員=津市内で】

【津】三重県津市久居地区のボランティアガイド団体「久居城下案内人の会」(森下隆史代表、会員20人)が、久居藩立藩350年に合わせて同藩の歴代藩主の功績を分かりやすく紹介した「久居のお殿さま」(B5判107ページ)を出版した。市の文化振興基金の助成を活用し800部作成。1冊税込み700円で販売する。

久居藩は津藩二代藩主高次が進めた分家政策で、高次の次男高通が寛文9(1669)年に立藩。「永久に鎮居する」の願いを込めて「久居」と名付けた。

同会では立藩から350年となる平成31年に向け、久居の歴史を多くの人に知ってもらおうと冊子の作成を企画した。

同会会員で三重歴史研究会会長の椋本千江さん(70)が平成11年に出版した「津・久居の歴史 藤堂藩のお殿さま」の久居藩の箇所に加筆し再編集、巻末に今年結成10周年を迎えた同会の活動などを加えて完成した。

初代高通から16代高邦までを順に一人ずつ、生い立ちから藩主としての取り組み、城下の様子などを紹介。当時の出来事を漫画にしたり、久居市史に残る絵図を挿入したりと、子どもから歴史好きまでが楽しめる内容となっている。

椋本さんは「久居藩は優秀な人が多く出ており学者も輩出している」と話す。同会では「久居に殿様がいて城下町だった歴史を350年を機に再認識し、郷土愛を育むきっかけになれば」と期待を寄せている。問い合わせは森下代表=電話080(1556)4559=へ。