脂の乗り、全国トップクラス 答志島トロさわらPR 鳥羽市、観光協、漁協が宣言 三重

【答志島トロさわら宣言をする永富組合長(中央)ら】

【鳥羽】鳥羽産サワラのブランド化を図ろうと、三重県の鳥羽市と同市観光協会、鳥羽磯部漁協でつくる「漁業と観光の連携促進協議会」は4日、脂肪含量が10%以上のサワラを対象に「答志島トロさわら宣言!」をした。脂の乗り具合が全国トップクラスとされるサワラのPRで、魚価の向上や観光誘客を図る。

ブランドの対象となるのは、一本釣り漁で市内の離島・答志島と菅島に水揚げされた2・1キロ―4・7キロのサワラ。漁協の職員らが9月下旬―10月上旬、魚用体脂肪計で計90個体を測定した。平均11%台の脂肪含量を計測し、基準値の10%を越えた。

漁協によると、秋から冬に掛けて旬を迎えるサワラは今後、ますます脂が乗り、最盛期には20%を越え、全国的にもトップクラスとなる。脂の乗りが良いのは、サワラの主食となる鳥羽湾内のイワシに脂が乗っているからという。

旬の時期に合わせ「トロさわら」と銘打つのは10月―1月。ただ、脂肪含量5%以下の個体が2割を越えた時点でその年の宣言は終了する。今シーズンのブランド対象となる個体は約1万7千本(45トン)の見込み。

この日は答志島の和具浦漁港で初出荷があり、漁協の職員がサワラの尻尾にブランドタグのシールを次々と貼り付けていた。東京、大阪、名古屋などの都市圏に出荷する。鳥羽市内の約40の飲食店や旅館などでも取り扱いが決まっており、協議会は伊勢志摩全体で百施設ほどまで増やす方針。

協議会の副会長を務める漁協の永富洋一組合長は「鳥羽のサワラはおいしいことが科学的に証明された。ぜひ、離島まで食べに来て」と呼び掛けた。