三重県 北勢流域下水道事務所発注の工事 談合確認できず 落札決定へ

三重県は2日、一般競争入札に談合の疑いがあるとして落札決定を保留していた北勢流域下水道事務所発注の工事について「談合の事実は確認できない」として、落札決定の手続きを進めると発表した。

県によると、談合の疑いが浮上したのは、南部浄化センター(四日市市楠町北五味塚)のポンプ棟を建設する工事。予定価格は24億4594万9440円で、10者が入札に参加した。

県に「大林・穗積・丸谷特定建設工事共同企業体(JV)が落札する」との電話があり、約2週間後の9月13日に開札したところ、21億966万円で入札した同JVが落札候補者となった。

公正入札調査委員会(委員長・伊藤仁弁護士、9人)が2日、関係書類の審査や入札参加業者などへの聞き取りをまとめた調査結果を審議。「評価値を調整した形跡や談合の証言は得られなかった」とした。

県は同JVと仮契約を交わし、11月定例月会議に契約の議案を提出する。入札参加業者からは談合をしていない旨の誓約書を受け取るという。建設業課は「落札保留による計画の遅れはない」としている。