下津醤油が農水大臣賞 津の製造会社 「特級・利兵衛」色、香際立つ 三重

【農林水産大臣賞を受賞した特級醤油利兵衛を持つ下津浩嗣代表取締役=津市一身田町の下津醤油株式会社で】

【津】三重県津市一身田町で安政3年から醤油を製造している下津醤油株式会社が製造する「特級醤油利兵衛」が1日、醤油の研究や文化振興をしている日本醤油協会が主催した「第46回全国醤油品評会」で最優秀賞「農林水産大臣賞」を受賞した。

同品評会は醤油の品質向上や業界の健全な発展のため、昭和48年から毎年1回開催している。今年は日本全国の濃口や薄口、たまり醤油などの醤油338本が出品。色と香り、味で2回の審査を終えた後、同社の醤油は、6年ぶりに同賞を受賞した。

「特級醤油利兵衛」は濃口醤油で、赤みがかった黒色や、醤油の香りが際立つ製法を採用していたことが評価されたという。

同社の下津浩嗣代表取締役(41)は受賞した感想を、「醤油づくりの工程は長く、どこかで手を抜けば美味しくなってくれない。誰も手を抜かず、醤油づくりを続けたと認められたことがすごく嬉しい」と語った。

また、同代表は「最近はインターネットなどで、全国の醤油を簡単に手に入れることができる。でも醤油というのは地元の人に使ってもらうことが一番嬉しい。これからも地元に愛される商品をつくり続けたい」と話した。