8月の三重県内 求人「着実に改善」16カ月連続

三重労働局が28日に発表した8月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0・03ポイント上回る1・72倍で、2カ月ぶりに前月を上回り、バブル後期並みの高水準を維持した。雇用情勢を「着実に改善が進んでいる」と16カ月連続で判断した。

有効求人倍率の全国順位は前回より4つ上がって13位。有効求人数は前月比1・5%(591人)増の3万9247人、有効求職者数は0・1%(16人)増の2万2856人。新規求人倍率は2・38倍で、前月を0・01ポイント上回った。

産業別では、宿泊・飲食サービス業(前年同月比20・4%増)、運輸業・郵便業(18・6%増)、卸売業・小売業(16・2%増)などの増加が目立った。製造業は5・7%増の1932人。県内に9カ所ある安定所のうち5カ所で前年同月を上回った。

下角圭司局長は「求人数が伸びたのに対し、求職者数がほぼ横ばいのため、有効求人倍率が増えた」と説明。「依然として企業の求人意欲は高いが、求職者数が昨年と同じ水準に近づき、分母が大きいままのため有効求人倍率が上に抜ける勢いはない」と述べた。