松阪 武四郎愛用の大首飾り複製 北海道の名付け親・生誕200年記念 三重

【完成した松浦武四郎の大首飾りの複製=松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で】

【松阪】北海道の名付け親として知られる三重県松阪市小野江町出身の探検家、松浦武四郎の生誕200年を記念して同市が製作した武四郎愛用の大首飾りの複製が28日完成し、同所の松浦武四郎記念館でお披露目された。製作費は298万円。

大首飾りは武四郎が唯一の肖像写真で掛けていて、「武四郎涅槃(ねはん)図」にも描かれている。実物は東京都世田谷区の静嘉堂文庫にある。縄文、弥生、古墳時代の翡翠(ひすい)、瑪瑙(めのう)、水晶で作った勾玉(まがたま)や管玉を絹糸でつなぎ合わせている。部材は243点あり、長さ約1・5メートル、重さ約3キロ。

監修した國學院大學の内川隆志教授は「大首飾りは神道祭祀や修験者が使った道具として古い文献に出てくる」と解説。

製作した新潟県糸魚川市の「ぬなかわヒスイ工房」の山田修代表は「初めての仕事。同じ石が手に入らず原石の供給源を探し、どうやって作るか研究し、1年掛かりの一世一代の仕事になった」と話した。材料のうち国産は糸魚川翡翠だけという。

10月13日に松阪市川井町のクラギ文化ホールで開く「松浦武四郎フォーラム」で公開した後、同記念館で11月11日まで実際に首に掛けて撮影できるようにする。