三重県知事、正副議長に異例の謝罪 障害者雇用率ミスで 年度内にも再発防止策

【前田議長(手前)に謝罪する鈴木知事(左から3人目)ら=三重県議会議事堂で】

三重県などが障害者雇用率の算定を誤った問題で、鈴木英敬知事と廣田恵子教育長、難波健太県警本部長は25日、県議会議事堂を訪れ、前田剛志議長と前野和美副議長に「障害者を裏切る行為で申し訳なく思う」と謝罪した。鈴木知事は県議会の本会議でも謝罪する考えを示した。

鈴木知事は「議会から障害者雇用の推進に意見をいただく中でのこと。後々になって(誤りが発覚して)混乱させたことも反省している」などと述べ、深々と頭を下げた。第三者の意見を踏まえ、年度内にも事務処理ミスの再発防止策をまとめると説明した。

廣田教育長は「障害者雇用を率先すべきで障害者の思いを一番大切にしなければならない機関で起きたことを重く受け止めている」と謝罪。難波本部長は「申し訳なく思う。不適切な状況を早期に解決し、コンプライアンスを強化する」と述べた。

前田議長は「全国的にも低位だった障害者雇用率の改善に向けて民間の協力を得てきたにもかかわらず、残念に思う。氷山の一角と捉え、再発防止に取り組んでほしい」と要請。本会議での謝罪は議会運営委員会で検討すると説明した。

県幹部が公開の場で正副議長に謝罪するのは異例。鈴木知事は訪問後のぶら下がり会見で、「会見の場だけでなく、議会にもおわびすべきだと思った。次から次へと誤りが判明した経緯も踏まえて謝罪した」と説明した。