21年ぶり「皇仁庭」披露 伊勢神宮で秋季神楽祭 みやびな舞楽参拝者ら魅了

【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮で22日、秋季神楽祭が始まった。内宮参集殿奉納舞台では、21年ぶりの公開となる舞楽「皇仁庭(おうにんてい)」など四曲が披露され、大勢の参拝者らを魅了した。

舞台をはらい清める舞楽「振鉾(えんぶ)」で始まった。赤色の装束姿の舞女四人が鳥の羽を模した型を背負い、銅拍手(どうびょうし)を打ち鳴らして、極楽に住むという鳥が舞い遊ぶ様を表現した「迦陵頻(かりょうびん)」を優雅に舞った。

続いて、百済から渡来した人物と伝わる王仁(わに)が、仁徳天皇の御即位に際して治世の繁栄を願って詠んだ和歌「難波津の歌」が曲の起源とされる「皇仁庭」を披露。もえぎ色の襲装束の舞人四人が、庭上で舞った王仁の顔をかたどったといわれる面を着け、雅楽の音色に合わせてみやびやかに舞った。

神楽祭は24日まで。公開舞楽は内宮神苑特設舞台で午前11時と午後2時の2回。雨天時は参集殿奉納舞台で午前11時の1回のみ。