亀山・加太地区は除外 風力発電計画で住民説明会 三重

【亀山】三重県亀山市加太地区と津、伊賀の3市にまたがる布引山地の尾根に風力発電施設を計画している「シーテック(名古屋市瑞穂区、松山彰代表取締役社長)は20日夜、亀山市加太板屋の市林業総合センターで、加太地区住民説明会を開いた。この中で、同社再生可能エネルギー事業本部風力発電部の伊藤眞治部長は、「検討を重ねた結果、加太地区を計画から除外する」と述べ、同地区へは風車を設置しない方針を示した。

説明会には、地区住民50人が参加。

伊藤部長は、同地区を除外する理由として、計画地が西部森林地域・関宿周辺地域関係鉱区禁止地域▽神武谷川最上流部は森林の表層崩壊により土石流危険渓流―であることを考慮したとし、同地区に風車を設置しないことを同社が決定したと述べた。

これにより、風車の設置は津、伊賀両市になるが、中断していた「環境影響調査」について、同社は、加太地区を含む津、伊賀の3市を対象として再開するとした。来年度中に同調査準備書を作成の上、住民に説明会を開くという。

同社総務部広報の田中義雄担当課長は「住民らが懸念する、環境への影響や景観などの意見も準備書に反映し慎重に進めたい」と話した。

亀山市加太地区まちづくり協議会の大原善雄会長(74)は「加太地区への風車建設は除外となったが、津、伊賀市に建設予定の風車がもたらす問題点など準備書の内容をよく検討したい」と話していた。

櫻井義之市長は「シーテックの判断に敬意と感謝をする。今後も事業の本市への影響について引き続き見守る」とコメントした。