蓮台寺柿の出荷始まる 伊勢の秋の味覚 三重

【選別され出荷される蓮台寺柿=伊勢市藤里町のJA伊勢蓮台寺柿共同選果場で】

【伊勢】三重県伊勢市特産で市天然記念物の「蓮台寺柿」の出荷が21日、同市藤里町のJA伊勢蓮台寺柿共同選果場で始まった。

蓮台寺柿は、約350年前から同市で栽培され、現在は藤里、勢田町などの54軒が栽培している。収穫した柿を炭酸ガスを使って渋抜きし、果肉が柔らかで、糖度が高くまろやかな甘さが特徴だ。

初出荷を迎え、農家から選果場に次々と柿が持ち込まれ、地元の女性らが傷や色、大きさなどを選別し、等級別に箱詰めされた。出荷作業は11月中旬まで続き、例年並みの約200トンを見込んでいる。

JA伊勢蓮台寺柿部会の中澤利吉部会長(69)によると、今月の台風21号で、落果や風で実がこすれるなどの影響があった。「1割ほどの落果があった。猛暑もあったが、甘味が乗っていい実になった。伊勢の秋の味覚を堪能してほしい」と話していた。