ハジメ産業、玉城町に工場 プラスチック製造メーカー 来月8日から操業 三重

【玉城町に進出するハジメ産業の日比野社長(中央)ら=玉城町役場で】

【度会郡】プラスチック製造メーカー「ハジメ産業」(愛知県一宮市)は20日、三重県玉城町に工場進出すると発表した。同町宮古の玉城工場では大手自動車メーカーが造るハイブリッド車(HV)や燃料電池自動車のモーターを冷却するための樹脂パイプを製造する。10月8日から操業する予定。

同社の県内進出は多気町の三重工場に続く2例目。樹脂パイプは愛知県稲沢市の稲沢工場でも製造しているが、地震や津波の災害時のリスクを分散するため、地盤が安定し、液状化の恐れが少ない玉城町への進出を決めた。

三重工場ではトイレなど水洗関連のプラスチック精密機械を製造している。樹脂パイプ製造用の機器を新たに設けるスペースがなかったため新設した。

玉城工場は敷地面積約2千平方メートル。元はベアリング製造会社の工場だった。改修費などに5億5千万円を投資。雇用は25人を予定。年間売上額は4―5億円を見込んでいる。昨年8月期の同社全体の売上高は40億円だった。

町役場で協定書の締結調印式があり、同社の日比野潤社長と辻村修一町長が出席。日比野社長は「地域と共に発展する工場を目指したい」と語り、辻村町長は「工場が若者の雇用の場となり、人口減少の歯止めにつながることを期待している」と話した。